どこぞの路地裏街の地下。
雪子と蛇原はある男と対面していた。そして二人はその男に1億円を差し出す。
『書き込みから色々調べてほしいの…3日で1億円どう?』
雪子達が対面していた相手は大神正義(おおかみまさよし)といったハッカー。彼は3日もいらない1日で十分だと雪子に伝えていく。
場面転換。
スーパーで買い物をする妊婦・梅。帰路につく中で夫の秀雄と後輩であるえり子が仲睦まじくしている場面を目撃していく。
自宅に帰ってきた秀雄にえり子と一緒にいた現場を目撃したと伝えていく梅。秀雄はただの仕事仲間でそれ以上の関係がない事を強く主張。
『ばーか、ただの仕事仲間だよ…しかもお前の後輩だろ?バカな事言ってんじゃないよ~』
しかし、不安が払拭できない梅。
食い下がろうとするが秀雄はギロリと鋭い目つきで梅を睨んでいく。
彼の怒った目を見ると体が震えてしまって、それ以上はどうする事もできない梅。
秀雄は近づいてきて黙っていた主演映画の台本を梅に見せていく。相手役のヒロインは先程、会っていたえり子であった。作品やヒロイン役のえり子の勉強熱心な性格上、もしかしたらウワサになるかもしれないと伝えていく秀雄。
そんな事よりも秀雄が凄い作品に主演で抜擢された事の方が嬉しい梅。泣いて喜んでいく。
『おめでとう秀雄さん!私も早く元気な赤ちゃん産むね!』
しかし、梅の想いとは裏腹に秀雄とえり子の関係は世間でも噂になっていく。その火種になったのがえり子のSNS匂わせ投稿だった。投稿を縦読みすると「ひでおさんラブ」となっており、多くの人間が気付いていく。
その後もえり子の匂わせ投稿は続いていく。
場面転換。
喫茶店「裏林檎」に梅が訪れてくる。
『あなたたちが裏りんご…私…先日連絡した者です…』
秀雄とえり子の不倫関係が週刊誌にすっぱ抜かれて映画はお蔵入りになるか、ならないかの瀬戸際。さらに不倫発覚で秀雄は芸能活動を休止する事になっていた。
今回の依頼者である梅の話を聞いていく裏林檎チーム一同。
梅はえり子を殺して欲しいと雪子に伝えていく。そこまで梅が彼女を憎む理由。それは不倫騒動がきっかけで梅の中にいた赤ちゃんは死んでしまっていた。
彼女の恨み、憎しみが増幅していくと優しく梅を抱きしめる雪子。
『落ち着いた?復讐する前に死んじゃうわよ…』
梅も落ち着くと、いぶきが口を開く。男(秀雄)だけが助かる事に納得いっていなかった。
梅は秀雄に詰められ、睨まれると頭が真っ白になって言い返す事が出来なくなる事を明かしていく。蛇原は秀雄のやり方は典型的なクズ男のやり口だと語っていく。
手厳しい言葉を梅に伝えていく蛇原。夫である秀雄は不倫三昧である事を梅に突きつけていく。苦しそうな表情をしている梅を見て雪子が毒りんごを差し出していく。
『不倫相手には必ず貴方が納得するような苦しみを与えるわ』
差し出されたリンゴをかじって契約が成立。
いぶきは今回の案件はイージーではないかと楽勝モードを匂わせていく。しかし、雪子の見立ては違っていた。
『そう単純でもないのよ…この穴の底は結構深いわよ』
絶賛炎上中の秀雄とえり子。
二人はホテルに雲隠れして体を重ね合わせていた。クズ発言のオンパレードである秀雄。
そして二人が寝静まると部屋にはガスが充満していく。そこに蛇原といぶきの姿。トラックに二人を運び入れてどこかへ向かっていく。ここで第14話は終了。
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