マミの秘密を知ってしまった織田。そしてオフィスに現れるマミ。
『知ってしまったんです…全部…』
マミが声を出せるようになっている事に気付く織田。彼女は雪子に良い医者を紹介してもらって声が出せるようになっていた。
自分の秘密を知った織田に全てを打ち明けていくマミ。
『父を殺しました』
マミは父親から虐待を受けていた事を告白。我慢の限界をむかえて父に手を出してしまった事を明かしていく。隠していた事を織田に謝罪するマミ。
『何でその事を僕に言うんだ…警察にも裁判でも言わなかった虐待の事を…』
マミと共に涙を流す織田。
まだ社内にも知られていないから、事実は広まらない。なんとかするとマミに伝えていく織田。しかし、二人の会話の内容を盗み聞きする飯田の姿。
一方、裏林檎。
織田の会社が開発したゲームアプリ「裏雪姫」が大ヒットして皆がプレイしていた。ハリウッドでも映画化されて盛り上がる一同。特に蛇原は友人である織田の成功を人一倍喜んでいた。
織田はマミを守るために様々な手を尽くしていた。まず彼女を10日ほど休暇させる。その間に社内、社外に情報が洩れるないように手を打っていく。まずは人事データを改ざん。
そんな中、麻倉が近づいてきて会議室に来て欲しいとお願いしていく。
会議室には会社立ち上げからの幹部である上原、矢口、渡部、安村がいた。麻倉が切り出していく。
『鶴田さんの件で…まずいっしょ、殺人の前科はさすがに…』
麻倉はマミの過去をネタに織田をゆすっていく。マミの過去が社外にバレたら会社は潰れると…。そして麻倉は責任を取って会社を辞めて欲しいと懇願。
安村だけが織田を擁護。
残りのメンバーは麻倉を擁護していく。多数決で分があるのは麻倉であった。さらに彼はマミを既に解雇していた。悪態をつく麻倉。
『人の心わかってたら人…殺さないか!』
麻倉の言葉にカッとなった織田。そのまま彼を殴ってしまい、織田は会社を辞めていく。そして裏林檎に顔を出す織田。自分の不甲斐なさを雪子に伝えていく。結局、マミを守れなかったと…。
しかし、既に雪子が根回しをしていた。
彼女に新しい会社を紹介。マミが無事である事に安堵。その事を知って織田も再びやる気がみなぎっていく。一からの再スタートを意気込んでいく。
雪子も織田を応援。
大金を彼に貸し出す事へ。
『織田さん、あなたを信用してるの…このお金は必ず数倍になって返ってくる、そうでしょ?』
新しい会社の新規ゲームプロットを居酒屋で一人考えていく織田。
そこへ飯田が現れる。
飯田は織田が去った後の会社の状況を説明。そして愚痴り出していく。既に潰れるのも時間の問題であった。そんな飯田に新しい会社を立ち上げた事を報告。
何かあったら連絡、相談してと伝えていく。
その後、店の裏に呼び出される織田。そこには麻倉が待ち構えていた。彼は織田へ恨みを持っており、織田を殴る蹴るの暴力を横行。
その中で会社の乗っ取りは自分と飯田の策略であった事を告げていく。しかし、麻倉が社長になった会社は傾き、有能な社員も全てが辞めていた。
マミの悪態もつきながら織田を暴行する麻倉。
そんな彼に怒る織田はペンを麻倉の耳に刺していく。麻倉はさらに逆上。
『ナメやがって社員もどいつもこいつも…社長はオレだぞ!』
麻倉は隠し持っていたナイフを取り出して切っ先を織田に向けていく。ここで第17話は終了。