金髪女性の屋敷に訪れる雪子、いぶき、茨鬼の3人。目的は蛇原の奪還である。
雪子達が訪れた事を察知して出迎えていく金髪女性。本来なら翌日の朝に遣いを向かわせるつもりであったが、夜遅くに来た事で腹の探り合いのような雰囲気になっていく。
『納得する条件を持ってきたつもりよ…話し合いに応じて欲しいの』
バーブシカも雪子達から武器の気配がしない事を口に出していく。金髪女性は雪子の出で立ちを見て舌ぺろ。彼女だけを別室へ案内していく。
一方、応接間でバーブシカに饗される事になるいぶき、茨鬼の二人。
雪子達が別室に移動した同時にバーブシカはいぶき達に攻撃を仕掛けてくる。いぶきは肉弾戦。茨鬼は拳銃片手に応戦。しかし、圧倒的な強さで二人に対抗していくバーブシカ。
一方、別室に移動した金髪女性と雪子。
『2億円用意したわ、この時間に用意できる限りの現金よ』
雪子はまずこの金で蛇原を返して欲しいと提案。明日はさらにもう5億円を用意すると告げていく。しかし、まったく納得していない様子の金髪女性。雪子はさらに店と土地も渡すと打診していく。
場面転換。
いぶき達。バーブシカに打つ手なし状態の二人。まともに戦えるのはいぶきだけだが、彼女の怪力を持ってしても、まだバーブシカの方が優勢であった。
同時にバーブシカはいぶきの異常なパワーとタフさに驚いていく。そして、いぶきの強さの秘密が明かされていく。
『ミオスタチン関連筋肉肥大』
いぶきは筋肉が猛スピードで成長する体質の女性であった。圧倒的な強さを誇る反面、摂取したカロリーのほとんどが筋肉に消費される問題があった。それを知っていたバーブシカ。
この勝負は自分の勝ちである確信を得ていく。
一方、茨鬼は勝負に詰みを感じてタバコに火をつけていく。同時に一瞬だけバーブシカが火に反応した仕草を見逃さずに彼の弱点を徹底的に考えていく。
そして作戦を思いつく茨鬼。
いぶきに伝えて実行へ。まず、いぶきがテーブルを投げ、バーブシカの背後にある食器棚を破壊。棚にあった油、オイル類が地面に落ちたのを見計らって茨鬼がオイルライターに火をつけて投げ込んでいく。
燃える食器棚。
場面転換。
拘束されている蛇原のもとへ、飼い犬のアダムが登場。同時に硝子も現れて蛇原を救出していく事へ。
場面転換。
雪子達へ。
金髪女性に殴打されて床にひれ伏せていた雪子。まったく聞く耳をもたなかった金髪女性。
『あんたが候補者を降りる、それ以外の選択肢はないの』
雪子が差し出した2億円では話にならないと語る金髪女性。彼女が興味を持っていたのは竹取の跡取りであった。
『候補者も降りるし、竹取の仲も取り持つわ』
金髪女性に服従を誓う雪子。
そんな彼女の眼差しにゾクゾクする金髪女性。雪子が美味しそうに見えた彼女は突然、雪子の唇を奪っていく。
場面は転換。
バーブシカ。彼はコートを脱ぎだして過去を思い出していく。体の半分以上が火傷を負った状態であったバーブシカ。炎がトラウマだったのか…そのまま倒れてしまう。
『覚えとけ外国の裏稼業さんよ、日本の裏稼業は相手の弱みにつけこむんだよ』
第8話はここで終了。
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