金髪女性達の屋敷外では茨鬼の舎弟が待機していたが、屋敷内から煙があがっていることで茨鬼達が気になりだしていく。
場面転換。
別室にて二人きりになって雪子と金髪女性。倒れていたのは金髪女性の方であった。金髪女は身体に毒が回っていた。一方、雪子は毒の影響なし。
そして洋服を脱いで上半身を見せていく雪子。
『私の体にはたくさんのムッティ(お母さん)との傷があるの』
種明かしをしていく雪子。
彼女は日頃から大量の薬を飲んでいる模様。その中にはアルコールと相性が最悪な薬もあると語る。それを口内に隠しており、金髪女が接吻してきた時に彼女の口へ流し込んでいたのだ。
『あなたのおくち、お酒と血の匂いがしたから♥』
『物語が裏返ったわね』
その後、雪子も倒れてしまう。
薄れゆく意識の中で昔を思い出す雪子。彼女はピアノを引いていた。そして背後にいる老婆に侮辱されながらムチで叩かれる雪子。
『Wo ist meine Mutti?(どこなの?お母さん)』
床にひれ伏せる中で無意識に言葉が漏れていく雪子。
一方、硝子の活躍によって蛇原は拘束を解いてもらって自由の身へ。いぶきと茨鬼も屋敷から無事に脱出。硝子や蛇原と合流。そして茨鬼の舎弟達が雪子をおぶって回収して戻ってくる。
全員が無事で合流。
そんな中、燃える屋敷からバーブシカが執念の如く這い出てくる。
『赤ずきんはどこだ?私からこれ以上奪わないでくれ』
強靭するバーブシカを前に一同はひとまず退散する事へ。
場面は変わって病院。
雪子の体は命に別状なしであった。
屋上では蛇原と茨鬼の二人。
バーブシカに切られた茨鬼の腹の傷を心配する蛇原。そして意味深な会話をしていく二人。
『金をかき集めているみたいだが…まだあの男を諦めてないのか?』
『その時が来たら雪子も殺すのか?』
『その時が来れば…な』
場面転換。
病室にて意識が回復した雪子。ムッティとチャットメッセージ。候補者と遭遇した事を明かしていく。
ムッティからのメッセージで『ちゃんと殺しておいたの?』とレス。死体を確認した訳ではないんので「恐らく死んでいる」と伝えていく雪子。曖昧な解答に少しばかり怒りを感じ取れる言葉を送ってくるムッティ。
そんなムッティに体が震えるほど恐怖を抱く雪子。
しかし、『次からしっかり殺るのよ』といったお咎めなしの返答に安堵を浮かべていく。
場面転換。
老人の病室。そこには雪子と同い年程度だろうか、学生服を来た少年もいた。
『雪子さんからの報告では赤ずきんの死亡は確認できませんでした』
しかし、少年。
赤ずきんを立てた皇子には死んで貰ったと笑顔で語っていきます。衰弱している老人。少年を見るも声が出せない。
『竹取グループの次期総帥に弱者は要らない、落第者には死んで貰わないと…低能は邪魔だから♥』
サイコパスな雰囲気を伺わせる少年。
場面は変わって金髪女こと赤ずきんとバーブシカは謎の医師のもとへいた。謎の医師は二人を良いカルマを持った人材だと評価。心臓を与えるか…使えない人間だったら使える部分だけ頂いちゃおうかな…と呟いていく。
ここで第9話は終了。
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