喫茶店にてルンルン気分にて漫画を読むいぶき。彼女は『シスの月』といった人気急上昇中の漫画を読んでいた。硝子も同じ漫画を読んでいると話題に入ってくる。
蛇原も知っており、話題に参加。
3人が漫画の話題で熱をあげていき、遠くから3人の様子を見る雪子が驚いていく。
『とにかくすごいのね…なんだかよくわからないけれど…』
場面転換。
あるマンションの一室に美栄子とさきえの二人。シスの月を描く漫画家さんであった。ただ、今ではシナリオ、作画共にさきえが担当。
美栄子は外見が綺麗だったので営業やメディア露出向けに活動をしていた。簡単に言えば人前に出るのは美栄子。裏方として漫画を描くのがさきえである。
売れっ子になった二人。
久しく上京当時を思い返して懐かしみを感じていく。思い出話に浸っていると美栄子がいきなり報告をしていく。
『決まったのよ!シスの月の映画化!』
夢だった漫画が映画化されることに二人で大喜び!
そしてシスの月・映画化記念式典が開催されていく。人前に出て広報をしていく美栄子。その中で司会の人間が作画の先生について言及をしていく。
美栄子にとって少し失礼な発言であった。そんな司会のフリに応えていく美栄子。
『作画も半分は私がやっているんです、彼女最近、調子が上がらないみたいで!』
この発言にはテレビで観ていたさきえも仰天。
裏切られた気持ちで一杯になっていくさきえ。
そして彼女は美栄子と話し合う為に彼女のマンション前で待っていた。すると美栄子は担当の高木と良い感じの雰囲気で自宅に戻ってくる。隠れているさきえの前で二人は式典時の発言について語り合っていく。
『自分も作画してるとか嘘ついて大丈夫だったの?』
『大丈夫よ!あの子、気が弱いから…そういうとこ最近イライラするのよね~』
さらに高木と美栄子の話題は印税について言及されていく。高木はさきえの印税を誤魔化して自身の懐を潤していたのだ。二人の会話を聞いていてさきえの中で何かが吹っ切れていく。
場面転換。
喫茶店「裏林檎」に訪れるさきえ。
『ネットで調べて来ました…殺したい人間が居るんです』
事情を聞いた雪子達。
いぶきは目の前にいる相手がシスの月の作者である事を知って昇天していく(笑)
自分の中の苦悩や葛藤を吐露していくさきえ。
そしてファイナルアンサーを問う雪子。
復讐の代償は命である。
死んでしまっては作品を創れなくなってしまうと念押し。さきえの意志は固かった。彼女の強い意志を見た雪子。毒リンゴを手渡してい契約成立。
お馴染みの決り文句である。
『物語が裏返ったわ…あなたが創る最後のストーリーよ』
場面転換。
さきえは指定された場所へ出向いていた。駅前で和服美女と待ち合わせ。そして医師のオスカーのもとへ足を向けていく。さきえは整形をする事へ。
『僕は君にとびきりの美しさと幸福をプレゼントできるんだね』
オスカーの手術がスタート。
ここで10話は終了である。
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