千賀に依頼は無事に終了した事を伝える雪子と蛇原。
『あの…でも私は…その死ぬんですよね…?』
復讐代行の条件は毒りんごを食べて命と引換である事を聞かされていた千賀。蛇原が事情を説明する。命と引換の復讐といった条件は一種の度胸試しであると解説。
さらに蛇原は千賀の夫であった狸一郎にかけられていた保険金の小切手を手渡していく。
その額を見て生唾を飲み込む千賀。そんな彼女を冷ややかな視線で見つめていく雪子。
話も終わって帰路につく途中、ホストのティッシュ配りに遭遇。千賀は昔、ホストクラブに嵌っていた事を思い出して…熱が再燃していく。
『一回だけならいいよね…』
場面転換されて喫茶店「裏林檎」。
蛇原は雪子に問いかけてみる。雪子は千賀の事が気掛かりでいた。そして蛇原に頼み事をしていく。
数日後、千賀は案の定、ホストクラブに出入りをしていた。
狸一郎の保険金を盛大にホストクラブで散財していく千賀。自宅に帰るのも夜10時過ぎ…娘である美兎は絵を書きながら母の帰りを待つ。帰宅してくる千賀を嬉しく出迎えるがホストと電話で喋って美兎の事など眼中になくなってしまっていた。
母親に絵を見てもらいたい美兎。
そんな彼女がうざく殴打してしまう千賀。そしてお気に入りホストであるリュウに言われた一言が脳裏に過っていく。
『子供がいるなら早く帰ってあげないとね…オレはもっと一緒にいたいけど…』
千賀は娘の美兎を蔑んでいく。
一方、蛇原に千賀の素行調査を行わしていた雪子。ホストクラブに通って金を使いまくって、家事や育児を放棄している事を知る。
『物語は裏返ったままというわけね…』
場面転換。
リュウと共にホテルで楽しんでいた千賀。彼が睡眠薬入りのドリンクを千賀に飲ませていく。寝たところでリュウは蛇原に連絡。引取にいく事を伝える蛇原。
薄暗い部屋で目を覚ます千賀。
目の前には鍋があった。そしてヘッドホンを通して雪子が千賀に語りかけていく。今から指示に従え。一つでも指示に背いたら部屋から一生出さないと伝えていく。
最初の指示は目の前にある鍋を食事せよ…である。
何が入っているかわからないので怖いと伝えるが問答無用で『うるさい食べろ』と伝えていく雪子。恐る恐る鍋に箸を入れて食べていく…しかし、思いの外、美味しかった。
そこへタイミング良く地震が訪れる。
鍋はひっくり返って材料が散乱。鍋の中には夫であった狸一郎の指や耳などが入っていた。
とにかく部屋から出して欲しい事を伝えてく千賀。扉を叩くと開いていく。そして目の前に広がる光景に目を疑う。千賀は船の一室に閉じ込められていたのだ。
『あの女どこに売られてくの?』
『さぁな…』
船を見送っていく蛇原、いぶき。
そして取引先の相手が二人分の買い取り料を蛇原に支払いしていく。
場面転換され、美兎の様子が描かれる。
児童養護施設に入った美兎。境遇の似た友達がいて心を開いていく。
再び場面転換。
蛇原といぶきの写真を謎の女性に見せる先程の取引相手。
『これがあちらの仲間ってわけ』
『接触した限り…大したことはなさそうだったが…』
謎の女は雪子の周りを調査している模様。そして何かしらの計画があるのか…動きだすことを示唆して3話は終了。
裏林檎 各話ネタバレ一覧
裏林檎 1話〜5話ネタバレ一覧